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BS Anchor RFA5 EPSEでのサイクリングを中心とした内容のブログ。
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小川一水氏の短編集「煙突の上にハイヒール」を読み終わりました。
収録されているのは「煙突の上にハイヒール」「カムキャット・アドベンチャー」「イブのオープン・カフェ」「おれたちのピュグマリオン」「白鳥熱の朝に」の5作。



特に気に入ったのが「カムキャット・アドベンチャー」と「白鳥熱の朝に」の2編。
「カムキャット・アドベンチャー」は太りつつある猫がどこで食事をしてくるのか探るために取り付けた小型カメラに写っていたものから始まる小さな事件のお話。
猫の首輪に取り付けられそうなカメラはすでに市販されているので、ほぼ現代のお話と言ってもよいでしょう。猫好きには特におすすめです。
「白鳥熱の朝に」はパンデミックによって800万の人口を失った近未来の日本の政策で、同居生活を始めることになった中年男と女子高生のお話。
新型インフルエンザが猛威をふるいつつある現在、非常に身近に感じ「もし自分だったら」と考えさせられます。

というわけで「煙突の上にハイヒール」は、小川一水氏の作品らしい、未来への希望を感じられる爽快なお話を楽しめる一冊でした。
ガチガチのハードSFではなく、少し背伸びをすれば見えそうな近未来を舞台としているお話がほとんどなので、SFがあまり好きではないという方にもお勧め出来ると思います。
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